梨の黒ずみ、痛みは食べられるのか
梨の季節になりました。梨ってみずみずしくて、美味しいですよね。
先日、梨をもらい冷蔵庫に入れたんですけど、もらったことを忘れて二週間ぐらいたってしまい、いざ食べようとした時、中が少し黒い半透明状になっていました。
大部分が白く勿体ないので、食べられるか調べてみました。
まず、黒くなる要因としては、
が主に挙げられます。
・病気によるもの
梨がかかる病気として、
・赤星病
・黒星病
・黒斑病
・白紋羽病
・芯腐れ症
・胴枯病
・輪紋病など
が挙げられます。
その他の病気もありますが、発生頻度は低くなります。
さて、この中で実が黒くなる可能性があるのは、
・黒斑病
・芯腐れ症
・輪紋病
が挙げられます。
ここで、黒斑病と輪紋病は皮部分にシミのような点ができますので、切る前からわかります。
芯腐れ症に関しては、その名の通り芯が腐り始め、茶色や黒くなっていきます。
こちらは、切って中身を見ないとわからない場合があります。
原因は、胴枯病の菌が実へと感染したためです。
病気の原因である細菌が残っている可能性を考えると、食べないほうが無難です。
・虫食いによるもの
虫食いは、梨の害虫であるシンクイムシによるものです。
シンクイムシは、梨以外の実も食べる厄介者です。
食われた梨は、皮部分に穴がありますので、見た目にもわかる場合がありますが、中にはごく小さい穴をあけて侵入する場合もあるので、見分けられない場合があります。
切って中を見ることになりますが、虫が出てくるので心してください。
虫食い部分を切り取って食べることは可能ですので、心配な方は加熱処理などしたほうが良さそうですね。
虫嫌いな人は早く捨ててしまってください。
・痛みによるもの
ご存知の通り、梨は生ものですので放置しておけばどんどん悪くなっていきます。
皮部分に変色が見られたり、実がやわらかくなりますので見た目にもわかりますが、その進行具合によっては、中身を見ないとわからない場合もあります。
痛みによるものは、実が茶色や黒色に変色します。
ほかの果物と同様、身がくずれやすく変な味や匂いを感じたら食べないようにしましょう。
最後に
病気によるもの以外は食べられそうですが、基本的に食べないほうが良さそうです。黒く変色が始まっているのですから、気持ち的にも嫌ですよね。
ちなみに僕の場合は、食べてしまいました・・・。
梨を切ったとき、芯の周りは黒ずんでおらず、身の部分が黒くくすんだ状態であったので単純に傷んでるだけだろうと。
ちなみに身もしっかりしていて、みずみずしく、いつもの梨のように美味しかったです。食べてから数日たちますが、特に身体の異常は感じられません。
いただいた梨はすぐに食べるということを学習しました。